中村市都市地図(A-03)舟島

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A-02 喜原A-03 舟島A-04 堀水野
B-02 石企町B-03 内場B-04 荒蓋

地図の詳細

地図エリア:A-03 舟島(Funashima)
収録地域:京南府中村市北区・西京市山瀬区
収録駅:殻坂駅・香米駅・舟島駅

このエリアのポイント

大楽街道沿いと工業地帯のコントラスト

大楽川沿いの平地には、中村市内最大の工業地帯が広がります。殻坂駅前にある内興ケミカルは1930年代からの操業ですが、地図の下部のエリアは高度成長期前後、1960年代からの造成です。大楽街道沿いは古くから人が住んでいいたため、道も細く、街路も不規則ですが、少し南(下)方向に進むと街路が規則的になります。このあたりは元々人家がなく、1970年代に区画整理されてできた街路になります。

また、新大楽街道(+高速道路)を境に南側は、太い道に囲まれた大きな区画が広がっています。ここも同時期の区画整理ですが、工業地域のため住宅はなく、代わりに工場や倉庫が広がっています。しかし第二次産業が低迷する今、空き地も増えており、温浴施設やマンションになるという話も聞きます。中でも目立つのが地図下部のファインモールですが、これについてはB-03内場のページで触れることにします。

人の流れを変えた縦の動脈

舟島はこれまで、北を大楽川、南を積石峠に隔てられ、基本的には東西の移動しかできない地域でした。しかし、その状況が大きく変わったのが、1978年のニュータウン通り(西京市道・京南府道7号線)開通です。西京市内に入ると山瀬新道という名称に変わりますが、積石峠の南側の丘陵地が一大都市(西中村ニュータウン)に化けたことで、西中村ニュータウンと西京市(山瀬区)を結ぶ大動脈の中間地点になりました。

活況を呈したのはこの工業地帯です。渋滞が頻発する国道5号・登州街道(堀水野大橋)を通る必要がなく、ニュータウン通りを経由して南北移動が可能となったためです。通過交通は増えましたが、興味深いのは舟島駅から新中村駅のバス便は20分間隔と、そこそこいるのに対して、舟島大橋を超えて山瀬区に向かうバスは皆無、ということです。舟島から新中村方面には地元住民の短距離移動があるのに対して、西京市(山瀬区)に向かう多くの車は、ほとんど長距離移動だろう、ということも読み取れます。ただ、以前はあり得なかったことですが、ファインモールができたことで、最近は山瀬区南部の住民が車で舟島に来ることもあるようです。